復元前の方形周溝墓 |
周溝部には石でしるしがつけてある。 |
2014.3.2
大塚・歳勝土遺跡(おおつか・さいかちどいせき)は、横浜市都筑区(港北ニュータウン内)にある弥生時代中期の遺跡。
竪穴住居 |
今から約2000年前の弥生時代のムラの跡です。外からの敵を 防ぐために周囲には濠がめぐらされていました。 当時は100人くらいの人々が暮らしていたようです。遺跡内には 竪穴住居7棟をはじめ高床式倉庫、型取り遺構、木橋などが復 元してあります。 |
弥生時代の大規模な環濠集落が完全な形で発掘されたのは極めて稀有な例である。
両遺跡の全体像が明らかになった結果、居住域と墓域が一体的に把握できる貴重な遺跡であるとして1986年に国の史跡に指定された。
建物遺構 |
発掘調査時の住居跡の構造や空間を体験できるように、特殊加工したガラス樹脂セメント(GRC)で遺構面を再生しました。
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大塚遺跡
環濠 |
集落への出入りには橋が架けられてました。濠の外郭には 木柵で囲われていました。 |
埋葬内部の復元 |
方形周溝墓からは多くの場合四辺を囲む溝と中央の棺を埋めた穴だけが見つかる。但し洪水で一気に地中深く埋もれた方形周溝墓等では、溝で囲まれた部分に低い壇のような盛土が残っている事がある。 歳勝土遺跡で見つかった方形周溝墓にはこの盛土が残っているものはなかったが、これは長い間の崩れたり、耕作によって削られたりしたもので、本来は盛土があったものと考えられている。 |
歳勝土遺跡では、大塚遺跡の環濠とその周囲に広がる土塁に接した一帯から方形周溝墓群が発見されて、年代的にも同時代であることが確かめられ、環濠集落(大塚遺跡)に住んだ人びとの墓地であることが明らかになった。
方形周溝墓 |
歳勝土遺跡では、大塚遺跡の環濠とその周囲に広がる土塁に近接した一帯から方形周溝墓群が発見されて、年代的にも同時代であることが確かめられ、環濠集落(大塚遺跡)に住んだ人びとの墓地あることが明らかになった。 |
環濠と竪穴住居 |
大塚遺跡で発見された遺構のうち竪穴住居跡27軒を保存 (うち7軒を復元)し、高床式倉庫と考えられる掘立柱建物は 検出された10棟のうち1棟を復元、また、環濠を長さ250メートル の範囲で復元し保存している。 |
竪穴住居の内部 |
竪穴住居は周辺の宅地レベルから60から70センチ掘っている 建物の周りにはふぉりを巡らして臼井が入り込まないように作られている。 この建物内の広さは44平米、8畳二間に6畳,4畳半の広さです。 |
歳勝土遺跡